朝ドラ「あまちゃん」でユイちゃんを演じた橋本愛主演の映画「リトル・フォレスト」。この映画、実は移住を考えている方にすごくおすすめではないか!と思ったのでご紹介。この映画に出てくる里山の風景、「移住後の風景」にかなり近いです。





 

原作は漫画です。

五十嵐大介原作の漫画を、踊る大捜査線やMOZUの制作会社ロボットが「夏」「秋」「冬」「春」の4部作で映画化した作品。

リトル・フォレスト(Wikipedia)

原作の漫画は、著者である五十嵐大介が岩手県奥州市衣川区大森(作中の舞台は小森)で暮らした実体験をもとに描かれた作品。原作の漫画(全2巻)もおすすめ!です。

リトル・フォレスト(1) (ワイドKC アフタヌーン)

トップ画像のキャッチコピーにあるような、自分で採って、作って、食べる、というイメージは原作漫画の方が強烈で、映画でもそのコンセプトは踏襲されているものの、描写のインパクトはやや希薄。

とはいえ、映画版は映画版で、とても心地よく観ることができる作品です。

作品についての詳細は上記を参照していただくとして、今回この記事で書きたいと思ったのは、実は映画評ではなく、原作の力強さや映画のキャストに関することでもなく、この「リトル・フォレスト」という映画に映し出される「里山の風景」そのリアリティです。





 

映画リトル・フォレストのリアリティ

この映画、ぼくは Blu-ray を購入して鑑賞したのですが、いやもうびっくり。

なぜか、ぼくが移住して暮らしている、四国の里山にそっくりの風景が、

次から次へと映し出されるではありませんか!

冒頭の数分間は「え…?これって、松野町…?なわけないよね?」

って思いながら観てました。ほんとに。

もちろん、その風景は松野町ではありません。

 

 

ぼくが「松野町?」って思ったのは、1作目の「夏」編の冒頭に近いカット。里のまわりにそびえる山々から水蒸気が雲のように立ち上る風景が映し出されます。

この写真をご覧ください。

そう、まさにこんな感じに、山々から水蒸気が立ち上る景色が「リトル・フォレスト:夏」の冒頭に登場します。

でもこの写真、実はぼくの暮らす四国の松野町の風景なんです。

映画をご覧になった方は、なるほど近いかも、と思ってもらえるかと思います。

この調子で、映画の4部作全編に渡って、ほぼ松野町な風景がひたすら映し出される映画、それが「リトル・フォレスト」です。

つまり映画「リトル・フォレスト」は、

とても上手に、現代日本の「里山の風景」を切り取ることに成功しています。

 


 

ぼくの暮らす松野町は標高約100mにあります。

だいたいこれぐらいの標高の里山では、この山から水蒸気が立ちのぼる(まるでもののけ媛の冒頭のような)景色が日常です。

ぼくの家のすぐ目の前の山も、よくこういった状態になります。

都会では「山の中で暮らす生活」はまず送れないので、里山に移住して、こういう風景の中で毎日を送れる、四季のうつろい肌で感じながら生きる暮らしは、なかなか感動的です。

初めてこの山々から水蒸気が立ちのぼる風景を、家のすぐ近所で眺めたときは「ああ、移住して正解だったな」とすらぼくは思いました。

 


 

この物語の舞台は東北で、映画の撮影も原作者が実際に暮らしたのと同じ岩手県の大森という地域でロケを敢行したのだそうです。

東北の里山の風景と、四国の里山の風景が、こんなにも似てるのか!というのも驚きでしたが、それ以上に、まるでぼくが暮らす移住先で撮影されたのではないかと見紛うばかりのシーンの連続に圧倒されました。

これはこの映画の撮影チームの勝利だと思います。実にお見事!です。

未見の方はぜひ!おすすめです。

 





 

移住を考えている人こそ観るべき!

で、ここからが本題なのですが!(いつも前置き長くてすいません)

今回の記事で要するに何が言いたいかというと、

里山移住を考えている人こそこの映画を観るべき!

ということ。

この映画でひたすらに映し出される「里山で生活する風景」がとにかくリアルなので、この映画で描かれる、風景や、空気感や、不便さや、心地よさや、そこに住む暮らしを取り囲む森や山などが、まさに将来あなたが移住する「移住先の風景」と言って過言ではないです。

つまり、

 

この主人公のような暮らしをしたい!

→里山に移住すればその暮らしが手に入ります。

 

主人公のようには田舎で暮らせないかも…?

→もしかしたら、過疎地里山への移住には向いていないかも?

 

という判断が可能かも、という映画です。

※もちろん一概には言えませんので悪しからず。

 

Blu-ray 2枚を入れられる紙製のBOX。

 

ちなみに主人公移住者ではありません。

(一度街で暮らしたことがある、という設定なのでIターンではありますが)

主人公は以前は母と二人で暮らしていたのですが、物語が始まる時点でお母さんは失踪しちゃっていません。

主人公のいち子(橋本愛)の里山での一人暮らしが淡々と描かれます。

その暮らしの中で、農作業をしたり、薪ストーブでパンを焼いたり、森で採れた果物でジャムやケーキを作ったり、自分の畑で採れた野菜で夕食を料理したり、といった「食事」がメインに描かれる映画です(原作ではその部分がもうちょっとワイルドな感じです)。

そこで描かれる暮らしぶりもなかなかリアル。

ただ、この映画で描かれるそのリアリティって、たぶん地元の人の暮らしのリアルではなく、ぼくらのような「移住者のリアルに近いです。その辺りの映画での描写は、原作ファンには「なんか小奇麗すぎて違う」と違和感を持たれそうな部分です。

逆に、であるからこそ、よそ者移住者視点に近い風景を楽しむことができる映画になっています。

 

というわけで「移住を考えている方」や「すでに移住した方」が観ると楽しめる映画ではないかと思います。

里山への移住をお考えの方、ぜひ一度ご覧になられるといいと思います。

将来、移住した先での暮らしを想像しながら、映画を楽しめると思いますよ~!

おすすめです!

 

リトル・フォレスト 夏・秋 Blu-ray

 

リトル・フォレスト 冬・春 [Blu-ray]

 

 


 

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