メルカド書店Vol.02は、「Arne アルネ・もう1回」です。





 

 

メルカドデザインのデザイナーが、観たり読んだり聴いたりしたものを紹介するコーナー、メルカド書店。今回は本屋で見つけてびっくりした「Arne アルネ・もう1回」です。

「Arne アルネ」は、2002年から2009年にかけて発行された(30号まで)雑誌です。

もはや最近は完全に主流となった、ライフスタイル提案型マガジンのパイオニアと言っても過言ではない(ぼくの中で)伝説の雑誌。

かつての「ku: nel」(最近はちょっと変わってしまいましたが)と双璧を成しつつ、すぐそこにありそうな日常の風景を、気持の良い写真で切り取って、メインストリームの話題ではなく、常に身のまわりのネタを取り上げる編集方針は、当時他の雑誌とは一線を画す存在でした。

 

この「Arne アルネ」の編集・発行人は、村上春樹のエッセイの挿絵なども手掛けるイラストレーターでありデザイナーの、大橋歩さん。

この雑誌は基本的に、大橋さんが、大橋さんの身のまわりのことを取り上げる雑誌です。

毎号36~56ページに収まる薄めの雑誌ですが、まさに「つい手に取ってしまう雑誌」であり「ふとした時にぱらぱらとめくってしまう雑誌」。

頭がこんがらがった時に、この「Arne アルネ」をぱらぱらして何度リフレッシュ出来たか知れません。

常に机のまわりに置いておきたくなる、メルカドデザインの必須アイテムのひとつです。

 

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こちらは個人的に特にお気に入りの何冊か。

たぶん、①と⑦が一番ぱらぱらした「Arne アルネ」。

他にcowbooksが表紙だった号も好きでした(ちなみに全号所有)。

この表紙の肩の力の抜け具合、最高です。

 

何を隠そう、メルカドデザイがデザイン・編集を担当した松野町の総合パンフレット「まつの日和」は、この「Arne アルネ」を参考にさせて頂いた冊子です。

「アルネのような、雑誌のような、松野町のパンフレットを作りたい」

そういうコンセプトを受け入れて頂いて作ったのが「まつの日和」でした。

いつか「Arne アルネ」みたいな雑誌を作りたい、その夢を少しだけかなえさせてもらったのが「まつの日和」だったりします。

 

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この「Arne アルネ・もう1回」、前情報をまったく知らなかったので、ほんとにたまたま宇和島の本屋さんで発見。「もしかしてまたしばらく発刊されるのだろうか?」そう思いましたが、編集後記には下記のとおりでした。

 

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まさかもう一度最新号を読めるとは思っていなかったので、これで最後だとしても、ただただ嬉しいだけですが、数年後にでもまた別冊みたいなのが出るといいな~なんて思ったり。

それにしても、本屋でのこういう出逢いは、いつになってもいいものですね。

 

Arne もう1回
Arne もう1回(Amazon)

 


 

大橋歩さんのイオグラフィック

 


 

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