松野町に残る戦国時代の山城跡「河後森城」関連のイベント第2弾!河後森城に関連深い、土居清良の歴史がつづられた「清良記」に関する研究シンポジウムが開催されます。
「清良記」シンポジウムチラシデザイン
昨年11月に開催された「河後森城武家儀礼ワークショップ」。
それに続く第2弾となる「清良記シンポジウム」のチラシデザインを担当しました。
チラシデザインがこちら。前回同様A4サイズのチラシです。
表面と裏面。基本的に「河後森城武家儀礼ワークショップ」チラシと同フォーマット。
第1弾(左)と今回の第2弾(右)を並べるとこんな感じ。
今回のシンポジウムは、第3回清良記シンポジウムと河後森城史跡指定20周年記念シンポジウムの共同開催イベント。お隣の鬼北町との合同シンポジウムとなります。
※清良記シンポジウム第1回~第2回は鬼北町で開催されていました。
「清良記」とは?
ところで「清良記」とは何でしょう?
ウィキペディアによると、「『清良記』(せいりょうき)は、江戸時代初期に成立した伊予国宇和郡の国人・土居清良の一代記」とあります。
土居清良とは、三間の大森城の城主。「清良記」とは、土居清良の伝記です。
で、なぜこのシンポジウムを松野町で開催するかと申しますと、松野町に残る山城「河後森城」に関する記述が残る重要な歴史的文献が、この「清良記」なのだそうです。
この「清良記」を読み解き、分析することによって、河後森城の歴史や、ひいては隣国土佐との関係から松野町や鬼北町の当時の暮らしなどが見えてくる、というわけです。
その研究成果を発表する機会として、今回の「清良記シンポジウム」が開催されます。
松野町や河後森城の歴史に関する、貴重なシンポジウムとなります。
◎ 清良記シンポジウム
「第3回清良記シンポジウム~土佐側勢力との関係を考える~」「河後森城跡史跡指定20周年記念シンポジウム」の合同シンポジウム
開催日時:平成30年3月18日(日) 午前10時~
会場:松野町町民センター 2階大会議室
※松野町役場敷地内。駐車場は本庁前の駐車場をご利用ください。
10:00~ 開会あいさつ、趣旨と歴史的概要の説明、講師紹介
10:30~ 報告1 亀澤一平(松野町教育委員会教育課)「中世予土国境のルートと『清良記』が描く河後森城」
11:00~ 報告2 土居聡朋(愛媛県教育委員会生涯学習課)「旧地名からみた河後森城及び城下の復元」
11:30~ 報告3 高山剛(松野町教育委員会教育課)「発掘調査成果からみた河後森城の特徴」
12:00~ 昼休憩(※45分)
12:45~ 報告4 松田直則(高知県立埋蔵文化財センター)「一条氏と長宗我部氏家臣団の城郭構築技術の特徴」
13:15~ 講演/津野倫明(高知大学人文社会科学部)「一条氏から長宗我部氏へ―渡川合戦の意義―」
14:20~ 休憩(※10分)
14:30~ シンポジウム/コーディネーター下條信行(愛媛大学名誉教授)
☆ 前日のに現地見学会「戦乱の中世をゆく予土国境バスツアー」開催(要申込み)
★ お問い合わせ:松野町教育委員会(担当:亀澤)
TEL:0895-42-1118/ FAX:0895-42-1391
※シンポジウム参加は無料、申込み不要です。当日会場でお待ちしております!
興味のある方はぜひ、足をお運びくださいませ。
というわけで「清良記」チラシデザインご報告でした~!