愛媛県内子町のガイドツアー「内子ねき歩き」徹底レポート!後編です!ねき歩きパンフレットのリニューアルを担当させていただくにあたり、実際に参加させていただいたツアー!その体験レポートを前編・後編の2回にわたってお届けしております~!





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せだわ

前回からのつづき!

ねき歩きガイドツアー体験レポート〈後編〉です。

上芳我邸の見学を終えた一行は、お屋敷の裏手から外へ。そのままお屋敷の脇を抜けて、町並みの表通りへ戻ります。

その時の様子。こういう路地が「せだわ」と呼ばれています。

ねき歩きツアーでは「せだわコース」というせだわ巡りのコースもあります。

内子ねき歩き:申し込み&コース紹介(内子さんぽ)

この日は、もう1カ所「せだわ」を体験させてもらえました。

コースのもう少し先にある、本芳我邸の脇のせだわ。

奥にあるなにげない塀は、内子で初めて造られたコンクリート塀なのだとか。

といった具合に、内子の町並みでは、せだわを巡る旅も奥深いようです。

 

さて、話しを戻して。

表通りのコースに戻った御一行。ツアーはまだまだ続きます。

 

上芳我邸の外にある上芳我倶楽部。セレクトショップ的な土産物店で、以前わが家はこちらでセンスの良い砥部焼の器を購入しました。

こちらのお宅は、かつて内子町の町並み保存を提唱された方のお住まいなのだそうです。

右手前方に見えるドイツの国旗。内子で有名なドイツ料理店「ツム・シュバルツェン・カイラー」です。

そして左手に見える古民家は、なんと旅館。

御宿「月乃家」町並みのどまんなかの古民家に、宿泊することができます。

 





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本芳我家住宅

内子の町並みの中でも、屈指の重厚さを誇る「本芳我家住宅」重要文化財。

こちらは、外観と庭先以外は非公開。

門をくぐって見学可能な庭先。お庭だけかと侮るなかれ、このお庭がまた素晴らしいです。

そしてこちら!屋根の三角頂点下(妻)に施された装飾、これが「懸魚(けぎょ)」です。木蠟で栄華を誇った本芳我家の名家たる風格が感じられます。

で、この「懸魚」。

庭先からだけでなく、反対側のものも、今回見れました。

この角度!ちらっと見えますね。ぜひ気を付けて見てみてください。

通りから眺めることができる、重厚なナマコ壁や鏝絵。すごいですね~。圧倒的。

ちなみに、この本芳我家住宅にも、メルカドデザインの内子町並みサインを設置していただいております。

なんとも光栄なお仕事をさせてもらったものです!

そしてこちら。

黄色い壁の蔵の妻に取り付けられたこのサイン。

これは、本芳賀家ブランドの商標なのだそうです。

本芳我家の「白蠟」の品質は非常に高く、パリ、シカゴ、セントルイスの万博に出品され賞も受けたのだそうですが、そうなると出てくるのが模倣品(ニセモノ)。それらとホンモノを区別するために、本芳我家はいちはやく「ブランド」という概念を取り入れ、自社製品の品質の価値を高めていった、ということですね。ブランディングの重要性を物語るエピソード。

 





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床几・蔀戸・大戸

更にツアーの先へと進みましょう。

町並みの家々に見られる「床几(しょうぎ)」。折り畳める縁側のようなシステムです。

あ!こちらが前編に登場した「蔀戸(しとみど)」。跳ね上げるとこうなるわけですね。

そして、コース途中の「さろん ど 八日市」さんで、特別に「大戸(おおど)」開閉の実演が!

入口の大戸。内側に跳ね上がっている状態=OPEN。

天井につりさげている、金具や紐をはずして…

大戸を下ろします。

これが大戸のCLOSE状態。大戸自体にも戸がついているので、CLOSE状態でも出入り可能です。こちらの大戸も、現在でも日常的に使用されているとのこと。貴重なものを見せていただき、ありがとうございました!

 





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大森和蠟燭屋から、六日市へ

町並みは終盤へ。

桝形(ますがた)の道を抜けると、まっすぐでゆるやかな下り坂。「この坂がいいんですよね~」というのが、町並みを楽しまれる方の間でよく耳にする声です。

町家資料館です。ここにもメルカドデザインの町並みサイン設置されています。

さて、こちらも大変有名な内子町の和蠟燭店「大森和蠟燭屋」さんです。

店内では、和蠟燭職人さんの作業風景も見学できます。

通常の蠟燭より、炎が高く、なにより見栄えと温かみが違います。

ちなみに、内子町は和蠟燭づくりではなく、その原材料の「木蠟生産」で繫栄した町。よく間違われるそうなので念のため。

和蠟燭屋さんの向かいには、こちらも名物社長で有名な森文醸造さん。

この辺りまでが、行政上の町並み保存地区となりますが、町並みガイドツアーはこの先もつづきます。

ゆるやかな坂を下りきり、伊予銀行内子支店を右折すると、六日市商店街に入ります。その角にある「鮮魚 かつ盛」さん。丸寿司が名物だそう。

ここからは、商店街を通り抜けます。

内子町も、他所の町同様、旧街道から少し外れたところを大きなバイパス道路が走っています。そうやって新街道が通ると、古い商店街はシャッター商店街と化すのが地方の通例。

だがしかし、内子町の商店街はいまなお健在!です。これってほんと~に素晴らしいことですよね。

何十年にも渡って町並み保存に力を入れてきたことによって、観光客が絶えず、経済が安定し、商店街もいきいきと商いをすることができている、ということだと思います。

これもまた、町並み保存の成果なのですね。

ちなみにこちら。

内子の商店街に残る商店。昭和のレトロな佇まいが素晴らしいです。閉店されているお店もありますが、こういうお店も保存し、新しい移住者の新規出店に活用したり、シェア食堂などにリノベーションしたりすると、まだまだ地域活性化に繋がる資源であると思います。

ちなみに、下の写真の毛糸屋さんでは、つい先日まで内子町地域おこし協力隊の女の子が、大洲和紙の雑貨店を飛来ていらっしゃいました(今は町並み内の別の場所に移転)。そういう活用のされかた、いいですよね~!

 Neki-和紙とあそぶ、和紙と暮らす

 





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下芳我邸

だいぶ長い記事になってまいりましたが、もう少しつづきますw!

こちらは、商店街の中にある「蕎麦・つみ草料理 下芳我邸」。その名の通り、お蕎麦屋さんで、蕎麦懐石が楽しめるお店です。ランチもありますので、気軽に芳我家の古民家の中で蕎麦ランチが楽しめます。女性に大人気のお店です。

さらに、下芳我邸の向かいには「HOTEL こころ・くら」町家を改装した贅沢なホテルです。「ここスゴイらしいわよ~!私もまだ中みたことないけど」って、ツアーに同行していたおばちゃんが言ってましたw

 





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内子座

六日市商店街から、内子町ビジターセンターなどを経て、たどり着くのは、ガイドツアー最大かつ最後のメインスポット「内子座」です。

詳しくはこちら!→  内子座(内子さんぽ)

取り壊しの危機を乗り越え、住民の方々の熱意で復活した、大正5年建立の芝居小屋。

正面の屋根の上に見えるのが、招きキツネ。

文楽や有名な役者さんによる芝居など、年間を通じてハイクオリティな演目が目白押しです。

入館は有料です。こちらが入口。

靴を脱いで、中に入ります。

永六輔さんや井上ひさしさんなどの貴重な色紙が。

そして!こちらが内子座舞台です。

立派ですね~!ここでお芝居鑑賞したら楽しいだろうな~!

なんと、舞台の上に上がっての見学も可能です。

記念撮影用の法被も。

さらに、舞台袖から奈落へ降りることもできます。

奈落の仕組みの動力源は、すべて人力でした。

というわけで、内子座見学を満喫し、今回のツアーも終了~!です。

最後まで読んでいただいてありがとうございます!

実際の「ねき歩き:町並みコース」とは、おそらく少し内容が違うと思います(実際のツアーではお茶休憩もあるとのことです)。

それにしても、こういう機会にこういうツアーに参加させていただいて、貴重な経験をさせてもらっているな~!とつくづく思います。

「ねき歩き」パンフレットは、年度内にあと数種リニューアルデザインを担当させていただく予定!ですので、また随時ご報告させていただきます!

以上!「ねき歩き:町並みコース」体験レポートでした~!

 


 

内子ねき歩きガイドツアー:申し込み&詳細(内子さんぽ)

お問い合わせ&お申込みはこちらから!

内子町ビジターセンター 0893-44-3790

 


 

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