内子町といえば、歴史情緒溢れる町並みのイメージが強いですがそれだけではありません。町並みから少し足を伸ばせば「日本の原風景」とも言える美しい里山の風景に出会えます。そのひとつが石畳地区です。今回は石畳地区の景勝地「弓削神社」に行って来ました。
内子町で出会える日本の原風景
内子町といえば、やはり美しい町並みが思い浮かびます。
★ まるで日本のホイアン!ベトナムの世界遺産と内子の町並みの共通点
でも、内子町は町並みだけが見どころではありません。
町並みから少し足を伸ばせば、美しい里山の風景に出会えるのです。
先日ブログにも書いた泉谷の棚田もそのひとつ。
内子町の里山エリアの中でも、最も注目を集めるのが石畳地区。
石畳の宿や、石畳清流園、石畳東のシダレザクラ、そば処石畳むらなど、石畳地区という小さなエリアの中に、内子町観光でも有数のスポットが点在している地区です。
最近OPENした石畳のパン屋さんは石畳のニューフェイスです。
そんな石畳地区の一番の見どころが、今回ご紹介する「弓削神社」です。
ドラマ坂の上の雲ロケ地「田丸橋」
石畳地区へのアクセスは、車かタクシーが便利です。
(バスなどの交通機関はありません)
町並みエリアから車で約35分。
せっかくなのでもう1カ所足を伸ばすのに最適ですね。
ちなみにこんなプレミアムツアーもあります。
石畳地区へはほぼ1本道。
途中には、こんな見どころも!
内子町に5つある屋根付き橋のひとつ「田丸橋」です。
この橋、実はNHKドラマ「坂の上の雲」のロケ地としても有名なスポット。
(どのシーンか思い浮かぶ方も多いと思います)
同じ四国の高知県では、四万十川に代表される「沈下橋」が有名ですが、
愛媛県といえば、この「屋根付き橋」なのです。
ドラマのロケ地としても採用されるぐらいですので「屋根付き橋を巡る旅」というのも、なかなか素敵だと思います。
「高知といえば沈下橋、愛媛といえば屋根付き橋。」
そういうアプローチもアリですよね。
この田丸橋までは車で約10分。
石畳地区までは行けない時は、田丸橋がおすすめです。
石畳地区へ
田丸橋を過ぎて、石畳地区へ。
麓川に沿って、細いくねくねとした山道を登っていきます。
麓川のきれいな流れ。
周りの風景は、どんどん里山感が増していきます。
ずっと一本道です。
やがて、右手に内子町立石畳小学校が現れます。
ここまで来ればもう石畳地区!
なのですが、ここから道が更に細くなります。
ここまでは車で約20分。弓削神社へは更に15分ほど。
弓削神社へ
石畳小学校を少し先に進むと、石畳の宿方面と弓削神社方面に道が分かれます。
ぼくらはここで弓削神社方面へ。更に山を登ります。
距離的にはさほどでもないのですが、道が細くてのろのろとしか進めません。
弓削神社の少し手前にあるのがこちら。
「そば処 石畳むら」そば打ち体験も出来る、石畳のお蕎麦屋さん。
挽きたて・打ちたて・湯がきたてがモットーなのだとか。ぼくらはまだ食べたことないのですが、山形で修行されたというご主人の打つ蕎麦は美味しいと評判です。
蕎麦はもちろん、石畳産の蕎麦粉が使用されています。
この日はお休みでした。
ちなみに、この「そば処 石畳むら」のすぐ近くに東のシダレザクラがあります。
屋根付き橋で渡る「弓削神社」
さあ、お待たせしました。
そば処 石畳むらからもう少し登ると、今回の目的地「弓削神社」に到着です。
見事な屋根付き橋。「太鼓橋」です。
太鼓橋を渡ったその奥にあるのが弓削神社。
池の奥の神社へ行くための橋として、屋根付き橋「太鼓橋」がかけられています。
ちなみに以前ブログで紹介した、スタジオジブリ美術班の内子合宿。
男鹿和夫美術監督が見惚れてしまった風景というのは、この太鼓橋です。
屋根付き橋を渡って、神社にお参り。
実際に屋根付き橋が渡れる!というのが、なんとも情緒溢れる体験です。
画になりますね。太鼓橋。
橋の下の鯉。
せっかく内子町を旅するならば、足を伸ばす価値があるスポット!だと思います。
というわけで、内子町石畳地区の弓削神社でした。
内子で巡る「日本の原風景」のひとつ。
ぜひ、足を伸ばしてみて下さい~!
◎ 弓削神社/石畳地区(愛媛県内子町)