小田の小さな図書館で、なんとも魅力的な「小田のむかし話」という本を発見!読みたい~!と思ったら貸出不可…!小田で見つけた本を巡る小さな冒険です。
小田の小さな図書館で見つけた2冊の本
きっかけは、毎朝のひーくんさんぽでした。
寺村に引っ越してから、ひーくんと二人であちこち朝のさんぽで周っています。
その定番コースのひとつが、道の駅小田の郷せせらぎをひと回りして、さらに道の駅の向かい側の建物「小田自治センタースバル」に行くというコース。
こちらがスバル。交流センターなので出入りは自由。
一度見せて頂いたのですが、かなり立派なステージがある、500席の大ホールがある施設です。
この中に小さな図書館があるのです。
ちなみに現在、エントランスホールではこんな展示が。
小田自治センターが愛媛大学と共同で制作した「巨樹の里小田エリア」を巡る散策マップ。これ!内容は素晴らしく充実したパンフレットです。
実は小田は「大きな木のある神社」がいくつも点在するエリアで、ぼくも見て歩いているのですが、これがもう感動的に素晴らしいのです。小田のとっておきの観光資源はこの「大きな木のある神社」だと確信しています。
その辺りの話しも近日ブログでUP予定!
…って、話しが逸れました。
こちらが、小田自治センター内の小さな図書館。
朝イチだと誰もいないので、ほぼ貸切状態。
紙芝居コーナーにキッズスペースもあって、小さな子が絵本を広げて見るのにぴったり。
そもそも、ぼく自身が図書館や本屋が大好きな人間なのです。
ジブリ作品にもなった、アリエッティの原作シリーズ。
ぼくのバイブル、佐藤さとる先生の「コロボックルシリーズ」。
小学校の図書室みたいな書棚を眺めていると「落ち着くな~」という気分に。
そんな感じで、本棚を眺めていたところ、こんな本を発見!
これ!
そしてこれ!
この装丁!児童文学のようなハードカバーは、図書館好きにはたまりません。
これはぜひ読みたい!
そう思って、そのために図書カード作って、いざ借りよう!…としたところ「あれ?これバーコード無いなあ…」って、貸出不可の本でした。
残念!
いやでもこれ、なんとか手に入らないかなぁ…。
「小田のむかし話」をめぐる冒険
というわけで、小田の図書館で見つけた2冊の本を探してみることに。
とりあえずフェイスブックにUPしてみたところ、色々な方から反応が。
そして翌日。
用事があって、いつもお世話になっている内子町ビジターセンターへ行ったところ…、
ビジターセンターの方がフェイスブックの投稿も見てくれていて「実は調べてたとこなんです。ちょっと待って下さいね!」と、なんと町内の各方面に電話で聞いて探して下さっていた!のです。
ビジターセンターの方が電話で探してくれている間、ビジターセンターの本棚を改めて見ていたら、こちらでもいろいろ興味深い本が見つかりました。
閲覧用で「小田町の文化財」を発見!
それにこれまた面白そうな「内子のむかし話」という本も。
左端の写真集は、内子町に残っている古い白黒写真を集めたもの。
これ1冊で内子の文化財が網羅できる資料。フルカラーで1000円と激安です。
こちらはビジターセンターで販売されています。今後、Ⅱ~Ⅲも刊行予定とのことです。
小田の絵馬…?
あ~!これか!
本を開いてみたら分かりましたが、最近見て周っている神社の境内にあったものでした。
新田神社や広瀬神社の境内に飾られていたこういう作品。宇和島の牛鬼があるのが面白いです。
これがつまり、奉納された「絵馬」なんですね。
そんなこんなで、ビジターセンターの方があちこちに聞いて下さいまして、そのおかげで、欲しい本の入手先が判明!なんと「小田のむかし話」もまだ購入できる!ということも分かりました。
素晴らしき地域の情報網!笑
この際なので、その足で買いに行くことに。
ちなみに「内子のむかし話」は上芳我邸で購入できることも分かりました。
今年もまた柘榴の花が咲く季節。上芳我邸です。
上芳我邸の入口受付で、こういった資料本が購入可能です。色々ありますね~。
さて、肝心の「小田のむかし話」と「小田町の文化財」は、結局どこで買えたのかというと…、
なんと、小田自治センタースバルでした~!
巡り巡って、スタート地点に戻って来たというオチでした笑
無事、2冊とも入手しました!しかも新品!笑 やった~
「小田のむかし話」をさっそく読んでますが、寺村のむかし話も収録されていて面白いです。
中には「小田のたらいうどん」のむかし話も。
大洲のお殿様も登場する、小田のたらいうどんの説話。実はこれ、かつて「まんが日本むかし話」でアニメ化されたこともあるみたいなんです。
アニメ版と、本に収録されているむかし話とでは、また少し内容が違うのも面白いです。
今回ご紹介した「小田のむかし話」と「小田町の文化財」は、小田自治センタースバルでご購入頂けます!各1冊 1,000円。興味のある方はぜひ。
「小田のむかし話」「小田町の文化財」ともに昭和57年刊でした。それなりの経年感はある本です。
というわけで「小田のむかし話」を巡る小さな冒険でした~!