初公開!わが家の家賃1万円!なんです。移住して家賃が数分の一になりました。田舎に暮らすと生活コスト下がりますよ~!というお話し。
わが家の家賃は1万円
わが家の家賃、初公開!です。
東京から四国の里山に移住して、家賃コストは大幅に下がりました。
なんと家賃1万円!
これが家賃1万円のわが家。平屋の1戸建て、庭と納屋付き。
〈家の間取り〉ざっくりですが。
6畳 / 4畳半 / 4畳半 / 小部屋(4畳) / 台所(約6畳)/ 風呂(脱衣所3畳)/ トイレ(汲み取り)/ 2畳の小部屋+納戸
※後述しますが、室内・トイレは自力でリノベーション。
という感じ。しかも古い江戸間なので4畳半でも6畳ぐらいの感覚です。
また、駐車場も家に隣接した空き地に借りています。
愛車サクシードが駐車してあるあたりがうちの駐車場スペース。
こちらも激安ですが、家賃とは別に年間2万円払っています。
車越しに見える、瓦屋根の平屋がぼくらの家。
かなり古い家ですが、いま現在、家族3人でここに暮らしています。
ちなみに(改めて申しますと)ぼくはフリーランスのデザイナーで、メルカドデザインという屋号で活動している完全無欠の在宅ワーカーです。
つまりこの家は、仕事場も兼ねています。
メルカドデザインの仕事は、全部この家で産まれますw
去年(2016年)はこれだけの仕事をさせてもらったわけですが、その作業スペースも含めての家賃月1万円。1年で12万円+駐車場2万円=年間家賃コスト14万円です。
あらゆる意味で、コスパ良すぎ!ですね。
ただ一応、さすがに家賃1万円というのは、この辺りでも割と安い方で(もっと安い話しも聞きますが)ぼくがいろいろ聞いた限りでは、ぼくらの住む地域では、平均3万円ぐらいが相場みたいです(戸建ての空家)。
とはいえ、家賃としては東京とは比べ物になりません。
家の広さを考えればなおさらです。
東京から地方に移住すれば、家賃が数分の一になって、生活コストが大幅にダウンします。
独り暮らしでも年間100万円近い東京の家賃
地方に比べると、東京はとにかく家賃が高いです。
ぼくは実家が東京ですが、大学入学と同時に独り暮らしを始めて、就職などで生活圏がかわるたびに東京都内・埼玉辺りで引っ越しを繰り返しました。
すべてアパートでしたが、家賃はおおむね7万円前後でした。
広さはどこもワンルーム~1DK程度です。
月7万円として年間84万円。
東京での独り暮らしに、年間100万円近いコストがかかっていたことになります。
家賃に100万円…!いま考えるとちょっとあり得ない感覚です。
単純に家賃7万円って、今のうちの家賃の7カ月分なんです。
東京で家賃12万円って、別にふつうにたくさんあると思いますが、それ、わが家の家賃の1年分です。さすがに家賃12万円の家には、もうぼくらは住めないです。感覚的に。
もはや、家賃3万円の家に引っ越すとか考えても「今の3倍か~」ってなりますw
東京から地方に移住するだけで貯金がたまる
実家暮らしは別として、東京在住の方は毎月住宅コストにかなりの費用がかかっていると思います。毎月の生活コストの大半を家賃やローンが占めているのではないでしょうか。地方に移り住むとその部分が圧倒的に緩和されます。
そして、それをそのまま貯金にまわせば、数年でかなりの額が貯金できてしまうはずです。
ぼくらの住む1万円の家は、2017年夏まで住むと丸5年ですが、5年で(駐車場代込)合計70万円です(ちなみに6年で84万円)。
ファミリー時代と独身時代の家賃を比較するのもなんですが…、
7万円の東京のワンルームに5年=420万円(独身1人)
1万円の松野の戸建てに5年=70万円(家族3人)
たとえば上記の場合、その差額は5年で350万円にもなります。
東京で家族3人が暮らす家賃となると、もっと高くてもおかしくないですよね。
地方に暮らせれば、その分まるごと貯金するのも夢ではない、のです。
まだ35年ローンで消耗してるの?
プロブロガーで高知の限界集落に移住した、イケダハヤトさんも、東京の住宅コストについては、何度も煽り記事を書かれています。代表的なのがこちら。
☆ 「35年ローンを背負って家を買う」というのは、超つまらない選択なんですよ
ちなみに!かく言う私も、実は東京の練馬に中古の家を購入して、35年ローンを組んでいる人間でしたw
ぼくが35年ローンを組んでいた家がこちら。
移住後しばらくして完全に引き払ったので、現在はローンもなく、この家も(写真中央の家に住んでました)たぶん現在は取り壊され、建て替えが進んでいると思います。
引き払った時で築48年だったのですが、それに35年ローンて…、ねえ。
買った当初は「7万円家賃払うなら、その分ローン払って不動産が手に入るだけマシじゃん!」と思ってローンを組みました。
東京で働く社会人、特に男子って「いつか自分の家を建てたい」がひとつの目標になってる人が多いと思います。ぼくが中古の家の購入に踏み切ったのも「まあ、いつか買うものだし」って気分がありました、実際。
でも今考えるとそれって「先入観」だったな~と。
※もちろん一概には言えないですし、ぼく個人の価値観での話しです。
わが家の家賃が1万円な理由
安いには安いなりの理由があるんです。
もちろん、大前提として大家さんのご厚意があります。
ぼくらみたいな他所から移住してきた夫婦が「住みやすいように」という配慮です。
とはいえ、大家さんからも「古いしボロいから、何してもいいよ」と最初におっしゃっていただいたとおり、どんだけ古いのかよくわからないぐらい古くw(となりのおばちゃんが「私が嫁入りしてきた頃にもう築30~40年近いって聞いたわよ?」と言ってました)引っ越した当初は、そのまま住むにはかなりキツイ状態でした。
そういう物件だからこその1万円。
詳しくは以前書きましたが、引っ越した次の日から、ぼくらは約2か月間、わが家のリノベーションに明け暮れました。
★ わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第6回 空家リフォーム(自力編)
正直、大変でした!
まあ、世の中そこまで甘くはない、というわけです。
月々1万円で手に入る、最高に贅沢な暮らし
リノベーションは大変だったし、今でも家はボロイけど、それでも「たったの1万円で手に入るこの暮らし」には、何ものにも代えがたいものがあります。
なにしろ、家賃がたったの1万円!ですからね。
それで、こんな環境で暮らせてしまいます。
すべて近所の風景。
そして、車で20分の距離には…
こんなところに、こんなのがあるの!?と誰もが驚く、滑床渓谷。
ここはほんとに、何度行っても感動します。
マイナスイオンだらけです。
さらには、宇和海の海の幸にめぐまれ、超新鮮&激安な野菜や果物にめぐまれ、鹿や猪ジビエが簡単に手に入り、近所を流れる川でツガニや天然うなぎが獲れる、こんな環境が「たったの1万円」で手に入ってしまう、そういう暮らし。
コスパいいですよ~!
「生活コストがほとんど気にならない暮らし」
とても気楽です。
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◎ わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第1回 世界一周の旅