な、な、なんと! 内子町観光パンフレットの基幹ともいえる「内子紀行」のリニューアルをメルカドデザインで担当させていただきました~!愛媛に移住して以来、最大規模の仕事のひとつが完成!がんばりました。
リニューアル版内子紀行完成!
「内子紀行」は、江戸時代後期~明治時代にかけての素晴らしい町並みが保存されている、愛媛県内子町の総合観光パンフレットで、なんと10年もの歴史がある、内子町観光PR媒体の「要」です。
内子町詳細はこちら→ ★ 内子町公式観光サイト:内子さんぽ
今回はなんと、50,000部!も印刷されました。
先日納品に立ち会ったときの写真。
1箱あたり400冊入りの段ボール箱が、なんと125箱!
この写真で40箱なので、この3倍納品されたことにw
こちらが、完成したリニューアル版「内子紀行」です!
背景の写真は内子座です。表紙は片観音になっていて更に広がります。
タイトル文字下の、七宝を組み合わせたデザインは、何度も修正を繰り返し、最終的にこのデザインに決定。五つの七宝の中に透けて見えるのは、内子の見どころのひとつでもある、シダレザクラです。
旧版・内子紀行と並べてみました。この旧表紙をご存知の方も多いかと思います。実際、もともとすごくよく出来た素晴らしい冊子だったので、リニューアル版を作るプレッシャーはかなりのものでした笑
なのでがんばりました!
ビジターセンターの中岡さんと綿密にすり合わせをしながら、全力で練り上げました。
結果、新しい内子にふさわしいデザインに仕上がったのではないかと思います。
サイズは、少し細身だった旧版から、少し横幅を足しています。
基本的な内容につきましては、10年の歴史を持つ旧版を継承していますが、写真やテキスト、最新情報など細かな部分はいろいろ更新されています。
本来「和」のテイストな「内子紀行」なので、旧版の左綴じから、リニューアル版では右綴じに変更(日本語の小説などと同じ開き方)しました。
片観音開きも継承
旧版にあった「片観音開き」のギミックも継承しています。
旧版では中ページにありましたが、今回は、表紙に採用しました。
表紙を開くとこう。
さらにワイドに開きます。中はグラビアページ。
広げた片観音表紙には、内子座内観の全景が。
新しいレイアウト
本文の写真は、基本的に「内子さんぽ」などにも使用されている、既存の内子町観光写真素材を使用しています(一部ぼくが撮影の写真も使用)が、新しい構成・レイアウトによって、新鮮な印象を持っていただけるグラビアページに仕上げました。
以下、全30ページの一部をご紹介。
本文レイアウトはこんな感じ。
過密な文字情報を、できるだけ整理して、ぎゅうぎゅう詰めに見えないよう、余白も感じるすっきりしたデザインしています。
町並み、村並み、宿泊、グルメ…などのカテゴリー分けは、基本的に旧版を継承。
単調にならないよう、それぞれの見開きにバリエーションを持たせました。
右下には、各カテゴリーのインデックスも。
マップの印象も一新。
データは旧版のものと同じですが、カラーリングを今回のテイストに合わせて変更。地図アイコンなどのを整理することで、より見やすくなりました。
というわけで、基本的な内容を継承しつつも、デザインは一新された、メルカドデザイン版「内子紀行」。なんとか完成に至りました。
新しい内子町の顔として、より多くの方に手に取っていただければ幸いです!
リニューアル版「内子紀行」は、内子町ビジターセンター、木蠟資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館などで配布されております。
内子町にお立ち寄りの際は、ぜひ!お手に取ってご覧ください。
よろしくお願いします~!
★ 内子紀行に関するお問い合わせ先
内子町ビジターセンター(A・runze):0893-44-3790
内子町役場 町並・地域振興課:0893-44-2118
◎ まるで日本のホイアン!ベトナムの世界遺産と内子の町並みの共通点