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短期集中連載!「地方移住プロセス〈わが家の場合〉」第2回!世界一周から帰国したぼくらは、いよいよ移住先を探して、こんどは車中泊の旅に出ます。



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世界一周を経て、地方移住へ

前回は「なぜ?(移住することにしたのか)」についての記事でしたが、今回からは「どのようにして?(実際に移住したのか)」のお話しです。

前回の第1回で、ぼくら夫婦は世界一周を経て、東京を離れる決心をしました。

では東京を離れてどこに移住するのか? 帰国後(1カ月ぐらいは久々の日本を満喫してから)ぼくらは「移住先を探す計画」を立てます。

結論から言うと(タイトルのとおり)ぼくら夫婦は、「車中泊で日本国内をまわって移住先を探す旅」をすることにしました。

ぼくらが移住先を探した2011年当時は、ネットで探すだけでは、移住者に人気がある県以外の情報は、あまり出てきませんでした。ただどのみち「実際に現地に行かないと何もわかるわけない」と思っていたので(これも世界一周の経験)二人とも最初からいろいろな県をまわるつもりでいました。

なにより、世界一周の次に、日本を旅するのは面白そうです。

では、どうやって日本をまわるのか? 世界一周と違って、日本には数百円で泊まれる安宿はありません(今でこそゲストハウスも増えてきましたが)。「どうやってまわる?」と奥さんにたずねると「車中泊でしょ」と即答でした。なるほど。

ただし当時、ぼくも奥さんも免許を持っていませんでした。もちろん車もありません。

というわけで「車中泊で移住先を探しに行く」ために、まずぼくが、普通免許(オートマ)を取得すべく免許合宿へ(当時37歳、合宿は那須高原でした)。無事ストレートで合格し、車の免許をゲット!そしてすぐさま中古車も購入。もちろん「車中泊できて、移住後も使える車」です。それがこちら!

 

頼れる相棒!TOYOTA サクシード

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営業車じゃん!と思ったそこのあなた。正解です。だがしかし!侮るなかれ、このサクシードくん。マジで使えます。後部座席を倒すと、荷台がフラットになり、大人2人が足を伸ばして熟睡できるスペースを確保できるので、かなりストレスのない車中泊が可能。しかも(プロボックスではなく)サクシードなのでシートも割とふかふか。長時間乗っていても疲れません。荷物もかなり積めます。そしてなにより安い!わが家が購入した中古のサクシードは、諸経費込みで30万円以内に収まりました(購入時走行距離約70,000km)。

こんなコスパの高い車中泊できる車」ほかにあります?

見た目営業車なので、あえておススメはしませんが、でも田舎で暮らすにも、ほんと最強。突然、大量の野菜をもらっても余裕で積めるし、スーパーの買い出しで、めっちゃ買ってもOK。燃費もそこそこだし(リッター15kmぐらい)、そもそも安い中古の営業車だから、多少汚れてもあまり気になりません。

ちなみに2016年現在、移住した先の松野町でも大活躍!しています。走行距離は13万kmを越えましたw まだまだ、20万kmぐらいまでは元気に走れそうな車です。

 

車中泊で国内周遊って、コスト高くない?

ぼくらが車中泊の旅をしたのは、2011年4月下旬でした。約2週間、車中泊で西日本を周遊。当時メモした旅の記録を紛失してしまったので、正確な日数は忘れてしまったのですが、10日以上2週間未満の旅だったはずです。宿泊はすべて車中泊。宿には1泊もせずに乗り切りました。

「でもよく考えると、高速代だってばかにならないし、LCCの方が安くない?」 そう!そのとおり。おそらく、2016年現在であれば、LCC+レンタカー(で車中泊)を駆使した方が安い場合が多いと思います。

2011年当時はですね、まだLCCの国内便がちゃんと飛んでいなかったのです。ピーチは就航しておらず、ジェットスターも国際線のみでした。今でこそ最強ですが、当時はまだ(国内移動には)LCCは使える状態にはなかったのです。

そして2011年は、あの民主党政権時代でした。憶えている方もいるかと思いますが、「高速道路どこまで行っても1000円」という夢のような政策が実施されていた、まさにあの時だったのです。ぼくらが車中泊に決めた大きな理由に、この「高速1000円」がありました。このキャンペーンのおかげで、ぼくらは移住先を自由に探せたのかもしれないですね。

 

なぜ、西日本だったのか

これはもう「なんとなく」です。寒そうなところよりは、暖かそうなところ。長野や山梨は移住者多そうだったので、もっと西側、少なくとも大阪以西。九州、中国、四国あたりかな?と目星をつけていました。

ただ、2011年といえば忘れるなかれ、3.11、東日本大震災があった年。もともと西日本方面をまわってみるつもりで準備を進めていましたが、震災があり、(旅をする時期も少しずらしました)いわば必然的に西日本になってしまった面もありました。

ちなみに、ぼくらの場合は震災があったから移住を考えたわけではありません。タイミング的にそれがきっかけで移住をされた方も多いと思いますが、わが家の場合は違います。

 

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★移住先の探し方

ちなみに、移住先の探し方ですが、なにもぼくらのように「車中泊の旅をしないと探せない」わけではありません。ぼくらが探した5年前とは違い、今では各県のみならず、各自治体ごとに「移住窓口」のようなホームページがあります。ネットで情報を収集するだけで、かなりの情報を得ることができるでしょう。

ぼくらが移住した愛媛県でも、移住に関する情報発信が積極的に行われています。

愛媛県で暮らそう!移住支援ポータルサイト「e 移住ネット」

また、東京有楽町の交通会館内に、以前わが家をインタビューしてくださった、愛媛県移住コンシェルジュの松岡さんのいる「移住相談窓口」もあります。「ちょっと相談してみたい、資料が欲しい」みたいなことが、愛媛に行かずとも愛媛の人に相談できてしまう時代。移住も楽になりましたね~♪

愛媛県移住相談窓口

ただ、ネットで探すだけではそれこそ「失敗」に繋がりかねません。そんなの、物件を見ないで家を買うようなもの。気になる移住先が見つかったら、まず現地を見に行きましょう!



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まず、長崎五島列島へ

さあ!前置きが長くなりましたが、いよいよ車中泊の旅に出発です。

「どうせなら遠くまで行こう 」というわけで、まずは一気に九州佐賀県佐世保まで。高速は、佐世保までほんとに1000円でした(最後の料金表示ドキドキでした)。高速を降り、佐世保港から車ごとフェリーに乗って、まず向かったのは長崎五島列島です。

ここでほんとは、「うわ~!すごい景色♡」といった写真をばーん!と載せたいところなのですが、残念ながら…

この旅前半の写真データがない!のです…(号泣)

まぁ、ないものはないので仕方ありません。「文字のみ」で乗り切りますw

写真はないですが、五島列島はものすごく景色の良いところ!でした。隠れキリシタンの里として、ずっと世界遺産候補になっている和洋折衷の教会群(江戸時代の建物)がそこかしこに見られ、天気も良かったので海の色も最高!まるで瀬戸内の多島群+沖縄の海といった感じの風景の中、海岸線を延々とドライブして、島めぐりを楽しみました。いや~すごかった!

車中泊をしたのは、上五島のフェリー港近くのビーチ!(蛤浜)で、食事は近くのスーパーで食材やお惣菜を購入。五島列島には、たしか3泊したのですが、最後にはコインランドリーで洗濯までしました。お風呂は、フェリー港から遠い漁村にあった公衆温泉で入りました。ここも雰囲気良かったです。

ただぼくらにとっての五島列島は、景色はすごい!けど、いざ暮らすには?…あまりピンと来ない場所でした。着いてすぐに役場に行ってみたのですが、やはり移住希望者は多いのか、対応は微妙。あまりウェルカムな雰囲気ではないのかな~という第一印象でした。またそのせいだけでもなく、本土までフェリーで2時間半かかることや(奥さんは船酔い体質)、若干高いガソリン代や物価など、魅力的な島暮らしの代償としてじわじわきそうなデメリットが、2~3日いただけで垣間見えてしまったので、「うち向きじゃないかも」という結論にいたりました。正直、旅に出る前の第一候補地だったので、かなり悩みましたけどね。

もちろん!「あくまでもわが家に向いていない」だけであって、五島列島は移住先としてはかなり魅力的だと思います。なによりあの景観!多少の代償と引き換えにしても、素晴らしい風景の中で「島暮らし」を実現してみるのは、かなり素敵でしょうね。

 

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★五島列島はサイクリングの聖地になれる?

ちなみに五島列島、今思えば、ぼくらの住む愛媛県のしまなみサイクリングじゃないですが、かなりサイクリング向きの島々だったように思います。しまなみ海道同様に、島と島が橋で繋がっていたり、橋がなくてもフェリーで渡れるので、ものすごく綺麗な風景を眺めながら、延々と海岸線をサイクリングすることができる(と思う)のです。ぼくらは車で島めぐりしましたが、お世辞じゃなくほんと最高!でした。もうやってる人いるでしょうけどね。うまくサイクリングスポットとして開花すれば、聖地になれるのではないでしょうか。

 

九州北部を、西から東へ横断

さて、ぼくらの車中泊の旅はまだまだ続きます。

五島列島を後にして、佐世保(九州本土)へ戻ってきたぼくらが次に向かったのは、嬉野温泉でした。「嬉野(うれしの)に行ってみたい」と思ったのは、雑誌ku:nelの記事を見たのがきっかけ。すでに改装され趣はなくなっていましたが、ku:nelの記事にはめちゃくちゃ雰囲気のある古びた公衆浴場の写真が載っていたのです。なんかこう、嬉野みたいな小さな温泉宿の町も良いのかな~と思って行ってみました。実際、こぢんまりとした嬉野の町は、落ち着いていて、人やお店の雰囲気も良かったです。

その嬉野の前に、あの白山陶器の本社にもちょっと寄り道。ちょうど佐世保と嬉野の中間ぐらいに、窯元&本社があります。

この辺りの道中も、のんびりしていて雰囲気良かったのですが、残念ながら写真がないので先に進みます。

嬉野温泉のあと、久留米に寄り道して本場のとんこつラーメン大龍ラーメン東町ベルモール店)で夕食(めっちゃ美味かったです!)。その後は、道の駅やスーパーを辿りながら、九州北部を横断し、北九州方面へと抜けて行きました。



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九州から中国地方へ

大変お待たせしました!この辺りからは写真があります。

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左の太巻きは、筑紫野市あたりのスーパーで食べたもの。西日本の太巻きは、お刺身ががっつり巻かれているものが主流。めっちゃ贅沢巻です。右の写真は、福岡で立ち寄った直方感田びっくり市。ここ、すごい楽しかった!です(今回は割愛)。

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そしてぼくらは、九州から関門海峡を渡って山口県へ。この時点でだいたい、6日目ぐらいだったと思います。中国地方は日本海側も行ってみたかったのですが、この時は、瀬戸内海側の海岸線をたどっていきました。

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天気もよくて、瀬戸内海が最高に美しかった!です。こんな調子の海岸線を、ず~っと尾道までドライブしました。

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行ってみようかと思っていたけど、とある理由でやめた祝島手前のあたりの風景。

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さて、ぼくらはこの後、尾道からしまなみ海道を渡り、いよいよ四国へ入ります。ようやく写真も出て来て、これから!というところですが、今回はここまで。

次回!ついに移住先発見の瞬間が訪れます。

お楽しみに~!

つづく

 

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第1回 世界一周の旅

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第3回 車中泊の旅(後編)

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第4回 移住の準備(仕事編)

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第5回 移住の準備(下見&引っ越し編)

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉第6回 空家リフォーム(自力編)

わが家の移住〈地方移住そのプロセス〉最終回 移住後の暮らし

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